2007年8月3日(金)
イコライザーアンプ、アドバンスSV-6が届きました。2006年製の中古です。
SV-6は、12AX7を2本使用し、CR型イコライザー回路を持った無帰還アンプで、MC・MM両方のカートリッジに対応しています。
MCは昇圧トランスではなく、FET1石のヘッドアンプを内蔵しています。もともとは組立キットですので、とても微小な信号を扱うヘッドアンプは、FETの方が確実に出来て費用対効果が高いのでしょう。このヘッドアンプはとても良くできています。
早速、プリアンプSV-3に接続してLPレコード「ワルツフォーデビー」をかけてみました。透明感がありコシの強さもある、とてもいい音です。テレフンケンの球に替えてあるとのことで、その効果が出ているのでしょう。
イコライザーSV-6、ラインプリSV-3、パワーSV-501SEと、意識したわけではないのですが、サンバレーのシリーズがそろいました。
真空管の音は、柔らかく懐かしい音がするという方がいますが、決してそうではありません。
上手に設計された真空管アンプは、透明感、メリハリ、繊細さ、力強さのいずれも兼ね備えています。
それに倍音の生々しさとニュアンス、奥行き感が加わり、一度これを味わうと虜になってしまいます。
ただし、見た目の豪華さはありません。でも私はこれでいいと思います。
見た目のために価格を上げるなら、その分、より品質の良い部品を使った方がよほど良いからです。
サンバレー製品は、比較的安価なのに、同価格帯の一般的TRアンプに較べ、間違いなく数段上質な音を楽しめます。もし余裕があれば、SV-722プリアンプを初めから購入するのが得策でしょう。