2022年7月10日(日)
ダイヤトーンP-610DBでは、あまり音量を上げないで聴いています。
家族がいるときには、できるだけ小音量にしているのですが、ボリュームの回し初めのところでは、左のスピーカーから音が出ているのに右のスピーカーはほとんど聞こえないという状態です。
以前から、これは気になっていたのですが音量を上げると均等になるので、それほど気に留めずにいました。
でも小音量で聴く必要性から何とかしたいと思いました。
音源はPCで再生するAmazon Misic HDです。プリアンプはサンバレーのSV-3、パワーアンプは中華製のLM3886です。プリにはバランスボリュームはありません。
15年使っているサンバレーSV-3ラインプリアンプ
整理するとこんなことのようです。
1.プリの2連ボリュームに「ギャングエラー」が生じているらしい。ギャングエラーとは、ボリューム0~1ぐらいの時に左右のバランスがそろわなくなること。
2.今の機器は出力レベルが大きいことが多いので、プリのボリュームは必然的にちょっとしか回さない。
3.改善のためには、どこかで入力信号のレベルを下げ、ボリュームをギャングエラーが出ない位置まで上げて使うとよい。
なるほどです。
そういえば、PC音楽を聴くときのプリのボリュームは、せいぜい8時の位置までしか回しません。9時になど回そうものなら大音量になってしまいます。
以前、タンノイチェビオットとSV-501SEでLPレコードを聴いていたころは、ボリューム9時から10時まで回していましたから。
確かにSV-3への入力レベルが大きいようです。
Amazon Music HDのPC用アプリで、音量を50%ぐらいの位置まで下げました。さらに、パワーアンプのボリュームを最大近くから半分に下げました。
これで、SV-3のボリュームは8時の位置でも小音量で左右のバランスの良いところで聴くことができるようになりました。
とりあえずの改善です。
静かに聴いているのは、Halie Loren(ヘイリー・ロレン)です。
昔は、パワーアンプのボリュームは最大にして音量はプリアンプでするものと聞いたことがあります。真空管アンプの動作点の関係からだと言う理由でした。
なので、パワーアンプのボリュームを絞るのも、PCアプリの音量を絞るのも、なんとなく音が悪くなりそうな心配があるのですが、老朽化した耳ではとりあえず分かりませんでした。
それよりも、左右の音量差がないボリュームの位置で聴けるメリットのほうが大きいので、しばらくはこれで聴いてみたいと思います。