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パイオニア PE-16について

パイオニア PE-16 フルレンジ

2022年7月12日(火)
ダイヤトーンP-610DBが思いのほか好ましい音だったので、今後は3ウェイよりロクハンを中心としたフルレンジで楽しんでみたいと思うようになりました。

ロクハンでも満足の行く低音が聴けることもよくわかりましたし、いろいろ楽しんでみたいと思います。

候補は、コーラルFLAT6、パイオニアPAX-A16、パイオニアPE-16などが浮かびました。これらは昭和44年(1969年)頃から昭和50年(1975年)頃までに一世を風靡したユニットです。

※ PE-16は、1998年に復刻版としてPE-16M(メモリアルのM)が発売され、2002年頃までは普通に入手できたようです。P-610MBが1996年に復刻版が出たのとにています。

なので欲しいと思ってすぐ手に入るものではありません。

たまたまPE-16が出品されているのを見つけ、2台欲しかったのですが、残念ながら1台しか入手できませんでした。でも音を聴くことはできるので楽しみです。

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昔の記事で、PE-20を3LZ箱に入れて聴いたことを思い出しました。2009年11月の記事です。

当時の記録では、「質の高い音だと思います。BTS規格だけあってジャンルを選びません。昨年購入した10CX-50より数段よく、昨年借りて聴いたドイツ・イソフォンよりもずっと優れていると思います。はじめて国産フルレンジスピーカーでいいものに出会いました。」と書いています。

とりあえず単体で音出しをして動作確認をしました。

エッジは柔らかく良好です。

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センターキャップは、メカニカル2ウェイなのでしょうか。

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ターミナルはネジ式で、リード線を挟んで締め付けるようです。プラスマイナス表示がないのですが、多分青く見えるほうがマイナスなのでしょう。

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ロクハンって、その姿に風情が感じられるのは何故なんでしょうね。深くカーブしたコーン。大きなマグネットカバー。

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入力は3Wと小さいですが音圧が92dB/W(1m)と高能率なので、ボリュームを上げなくても大丈夫です。

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さっそく聴いてみました。P-610DBを外してPE-16を仮設バッフルに取り付けます。取り付けビス位置はP-610DBと全く同じでした。これもBTS規格の賜物でしょうか。

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曲はAmazon Music HDからHalie Loren(ヘイリー・ロレン)のTHE BEST COLLECTIONです。

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左スピーカーがPE-16、右がP-610DBです。聴く位置を左スピーカーより外側にいると、ほぼPE-16の音だけが耳に届く感じです。

軽快感があります。軽い音というのではなく、ややカラッとした感じの味わいで、一聴していい音だと思いました。

高音もデータ上は16,000Hzまでの再生なのですが、きれいに伸びてシンバルもカラッとした音で、特にツイータの必要性は感じません。

ヘイリー・ロレンの声はとても美しく、時に女性らしい甘い語尾があって、とても楽しめます。

ヴォーカルは若干前に出てくる感じですが、うるさくはありません。

低音もきちんと出ています。P-610DBほど重低音は出ていない気がしますが、ブライアン・ブロンバーグの「WOOD」もなんなく再生しますし、音楽として問題なく楽しめます。

PE-16もいいですね。ぜひもう1台手に入れて聴いてみたいです。P-610DBとは少し違う音質で、違うからこそ楽しめます。

PS ロクハンってこんなに重低音が出るんでしたっけ。これなら25cmアルニコウーハーの必要性は感じなくなりました。コーンの振幅も肉眼では見えないほどで、余裕で鳴っています。
素晴らしきロクハンです。

 

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