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パイオニア PL-30L 半年ぶりに聴いてみた

パイオニア PL-30L レコードプレーヤー

2018年4月28日(土)
SL-1200は中古でも2万円以上していますね。かなり古いMk2ですらそうです。程度がよく安いSLは、思ったほど簡単には入手できそうにありません。

半年ぶりにPL-30Lのスイッチを入れてみました。オートストップの具合が悪かったのですが、30cmLPレコードでは大丈夫で、具合の悪いのは17cmEPレコードだけのようです。

PL-30L 1980年ごろの製品

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ロックも正常だし、雑音も出ないし、筐体もカバーもきれいだし、30cmLPだけを聞いていれば全然大丈夫なのです。

サポート部は分解しないと見えませんが、他の方のブログで分解した画像を見るとジンバルサポートのようです。

動きの調整は非常に繊細で微妙なものなので、素人は迂闊にネジを回したりしない方がよさそうです。ジンバルサポートとは、宇宙ゴマやジャイロのような構造です。

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30cmLPレコードでは、このようにエンドでリフトアップしてターンテーブルが止まります。

エンド検出は、サポート部の中心軸の周囲にマグネットとホール素子が配置されて位置を検出する構造です。

無接点ではありますが、その位置に来ないと素子が動作しないので、回路素子の劣化で位置の検出が狂うというのはなぜなのでしょうね。

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レコードは、サイモンとガーファンクルの「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」です。

1968年発売。50年前の盤です。CBSソニー製。定価2,100円になっています。スピーカーは半年以上、エッジ軟化処理をしていませんが、低音の効いたいい音を楽しみました。

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1枚だけでは物足りず、ビートルズ青盤の2枚目も聴きました。「LET IT BE」が入っている方です。

赤盤は1962年から1966年までの2枚組、青盤は1967年から解散した1970年までの曲が収録された2枚組です。こちらも50年近く前の盤とは思えないいい音がします。

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カートリッジは、去年からまた使い始めたDL-103です。多分、昭和50年代の製品と思います。

オルトフォンのMC20Mk2とこのDL-103がメインカートリッジです。DL-103は適正針圧の2.5gをきちんとかけると、重心が低く厚みのある本当にいい音がします。

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DL-30Lは良いプレーヤーだと思います。アーム、モーター、基盤は上位シリーズと共通のようですし、違うのはキャビネットの構造です。

でも、リンのLP12の内部を見たことがありますが、何の変哲もない4面の枠組みの隅に3角の補強版を当てただけのキャビネット。

プラッター部とアーム部はスプリングによるフローティング構造です。

プレーヤーの性能は、スピンドルの軸受け精度、回転精度の高いモーターとプーリー、そしてターンテーブルなのかなーと考えさせられます。

なので、PL-50のキャビネット構造なんて、あまり関係ないのかなと思ってしまいます。

 

 

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