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TESLA E88CC その1

TESLA E88CC サンバレー

2008年5月13日(火)
手持ちのプリアンプ「サンバレーSV-3」の音色がさっぱりしすぎで、何とかコクを出したいと思い、双3極管6DJ8をサンバレー推薦の限定商品TESLA E88CC(チェコ製)に替えてみました。

コピーには「ムラードECC88なき今、その代替球としてお奨めするのがTESLA E88CCです」とあります。

TESLA E88CC チェコスロバキア製

TESLA E88CC

確かに中低音域が骨太に感じられ、評判どおり「コクまろ」感が出た音になりましたが、反面、細かさがややスポイルされたのは残念です。まだエージング中なのでもう少し変化があると思います。

ただ、E88CCを購入したのはマランツ#7を聴く前だったのです。実は、今はコクよりも「縁取りの際だった音」、「カツーン」という高域にとても魅力を感じています。

思えば30数年前に、廃品だったアンサンブルステレオを直して初めて聴いたステレオの音が、とても粒立ちの良い音だったことを思い出します。

三つ子の魂百までとはよく言ったもので、こういう回帰の仕方もあるのですね。俄然、サンバレーSV-722マランツタイプが欲しくなってきました。

参考までに、SV-3は双3極管6DJ8を2本使用しており、普通なら右chに1本、左chに1本使うところですが、このアンプはなぜか初段の右chと左chで1本、終段の右chと左chで1本という構成になっています。

これが好都合なことが今回分かりました。中低音の太さを残して細かさを出したいときに、初段のみE88CCとして終段をほかのメーカーの管に替えてみる(またはこの逆)といったことが簡単にできるからです。

オリジナルの6DJ8EG 旧ユーゴスラビア製
いずれもピンは金メッキ

6DJ8

 

 

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