2008年4月21日(月)
その3で終わる予定だったのですが、マランツ#7のあまりの素晴らしさにその4を記載することにしました。
やはり時間をかけて3回は聴いてみないと分からないものですね。今日聴いたのは、バックハウス「K331トルコ行進曲」、ブレンデル「ピアノソナタ第21・ワルトシュタイン」、岩崎宏美「すみれ色の涙から」、サリナ・ジョーンズ「アイ・ウォント・トゥ・ノウ・アバウト・ユー」です。
最初に聴いたときは、高域のシャーンというところばかりが印象的だったのですが、耳エージングが進んだ結果、音の解像度が素晴らしくよくて音場がぱっと広がるのが分かるようになりました。
歯切れもとてもよく、楽器や声の細かなニュアンスがよく分かります。
あえて誤解を承知で言えば、高音域をぐっと持ち上げると音の解像度が上がりますが、トーンをフラットの位置のままで解像度だけが上がっている感じです。
それでいて押しつけがましさやうるささがなくピアノの音色などとても良い響きをしています。これでもう少し低音が延びていればと思いますが、これは好みの問題でしょうね。
これまではコクとまろやかさが一番と思っていました。でも、マランツ#7を聴いて考えが変わりました。こういう音もとてもいいと思います。
マッキンC22とマランツ#7を2台並べてその日の気分によってどちらかを選択する。こういう贅沢をできる方は幸せですね。
良い音を聴かせてもらいました。快く貸していただいた友人に感謝です。