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マランツ#7 その3

マランツ#7 マランツ

2008年4月18日(金)
ようやく2回目の試聴の時間がとれました。今日聴いたのはビル・エヴァンス「ワルツ・フォー・デビー」とアメリンク「ザ・ベスト・オブ・アメリカ」です。

ジャズを聴いたときにシンバルの響きがとても細かく聞こえ、JBLのようだ思ったのは、アメリンクを聴いて音の粒だちがとても滑らかで、きめ細かいための誤解と分かりました。

特にきめの細かさは素晴らしく、音のピントがきちんとあっています。音量を絞っても歌詞がぼけずにちゃんと聞こえるのです。

繊細というのとはちょっと違います。線は細くならず、中低音も太くはないけれどしっかりしています。このあたりがマランツならではの絶妙さなのでしょう。

マッキンC22のコクやまろやかさとは違った傾向の音色です。音場の広がりや力強さはそれほどではないように思います。

音のきめの細かさや滑らかさは本来真空管の特徴なのですが、#7の音はなかでも特に素晴らしいと思いました。

プリをサンバレーSV-3・SV-6につなぎ替えてみると、急に音のピントがぼけたように感じました。

ただ、ピント以外では特に遜色なく感じられ、マッキンC22からつなぎ替えたときのような味気なさは感じられませんでした。

マランツかマッキンかとなると、さすがに両雄の貫禄です。入手できるものなら両方ともとしか言いようがありません。味気なさは慣れますが、ピントのあった音は尾を引きそうです。

マランツ#7

電源スイッチ(右端)がスライド式とは珍しい。ただし感触は悪くない。

マランツ#7

 

 

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