2024年3月1日(金)
見覚えのある初歩のラジオ。1969年9月号です。
ボウリングのピンに6石トランジスタラジオを組み込んだ表紙が印象的です。でも内容は見るまで忘れていました。
この雑誌は私が中3のときに購入した本で、当時の定価は230円となっていました。ラジオ雑誌はだいたい230円前後でした。
目次です
表紙をめくってこのページを見た途端にこの女性を思い出しました。懐かしい!
なんてことない工作ページですが、左ページ下にあるボリュームのシャフトを切断する方法の画像は覚えていました。
この記事はこの本だったのか。よく覚えていました。自作レコードプレーヤーで、フォノモーターを紐で吊って振動対策をしています。
中3の当時、2線式インターホンの子機から親機を呼び出す方法が分からず、この回路を見て納得しました。特に使い道はないけれどインターホンが欲しかったです。
表紙のボウリングのピンを使用した6石スーパーラジオです。回路はとても参考になりました。好きでしたねこういうの。
たぶんこの前年にキット製作した6石スーパーがこれでした。現物はとっくにありませんが、良く鳴って嬉しかったです。スーパーラジオのIFTの調整方法をこれで知りました。
この記事もこの本だったのか。PAX-A16を使ったバスレフシステム。見た途端に思い出しました。作り方が詳細に書かれています。残念なのは音楽を聴いた感想が何も書かれていないこと。PAX-A16はとても聴きやすく、重低音から滑らかなヴォーカル域とホーンらしいきれいな高音までよく出ていて魅力的だったことが書かれていれば作った人も多かったでしょうに。
さらに驚いたのはこの記事でした。サンスイの中音域をコントロールできるT.T.C.(トリプルトーンコントロール)がオーディオファンを驚かせたころです。それを真空管プリアンプで自作しようという記事でした。これもこの本だったのか。音楽を聴いた感想がよく書かれていて、それ以来、中音域がコントロールできるサンスイのアンプ(AU-777D)は今でも憧れです。
6BM8を使ったプッシュプルパワーアンプは「ラジオの製作」誌にもあったように思います。シングルアンプが多い中で、プッシュプルアンプは魅力でしたね。6BM8は3極管と5極管をひとつの管に収めた複合管です。出力は8W程度と少なめですが、当時の高能率のスピーカーユニットなら十分でしたね。こちらも音楽を聴いた感想が書かれていないのは残念。
他にはアマ無線関係の製作記事がありました。広告も取り上げるほどのものはありませんでした。
背表紙です。三菱のアンプの広告はよく見ましたね。
古い本だと表紙を見ても中の記事が何だったのかは覚えていませんが、実際に記事を見ると50年以上も見ていないのに、すぐに思い出すのは何ででしょうね。特にこの号は見たかった記事がいくつもあって買ってよかったです。
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