2011年3月10日(木)
久しぶりにレコードが聴きたくなり、ヴォーカルものを中心に昔のLPやEPをかけてみました。
録音の良いものならメリハリもあり、レコードだけ聴いていれば、なかなか良い音で鳴っています。FMも聴いてみました。なかなかいけます。CDもデッキでかけてみました。これは聴いてすぐに飽きが来るのでうまくありません。
今年に入って、何度も聴き比べてきました。少しずつ耳も肥えてきたようで、細かなところも聞こえるようになってきました。PCオーディオはやはりマルです。
24ビットの良さもよく聞き取れるようになってきました。
No.7で紹介した「Judith Owen」の「Happy This Way」から「Happy This Way」を聴くと、ヴォーカルがくっきりして息づかいも聞こえそうでおどろきました。
24ビットとはいえ、これは何と44.1kHzですから、20kHz以上は出ていないはずですがそんな感じは微塵もしません。
思えば、FM放送のF特は50Hz~15kHzであの音の良さなのですから、20kHzの壁はもともと大した問題ではなかったのかもしれません。
CDをデッキではなくパソコンのメモリー上で再生しようと思った先駆者のアイディアには脱帽です。
3カ月聴き比べて、やはり良いと思うPCオーディオの音は、本物と思います。まだの方はぜひ一度試してみることをお勧めします。
ただ、レコードはレコードだけが持つ味(今となればノスタルジックそのものですが)がありますし、古いEPレコードもたまには聴きたいだけのために、厳選した枚数だけはしばらく残しておこうと思います。
私のアナログ・オーディオに、こんな大転換期がくるとは予想もしていませんでした。もうCDプレーヤーは要らないと確信しました。
早い時期にFMチューナーやオープンデッキも処分することになるでしょう。そしていずれレコードプレーヤーも本当に役目を終えることになるかも。
PCオーディオの歴史はもう10年ばかりになるらしいですが、昔ならサウンドボードを後付けして苦労して設定していたことが、今ならUSB DACを差し込むだけですから、ちょうど機が熟す時期に居合わせたのでしょう。PCオーディオを教えてくれた友人に感謝です。素晴らしきPCオーディオです。