2019年8月28日(水)
ようやく時間がとれたのでUSB DAC Topping D10を設定してみようと思いました。
その前に、Windows10にすれば、D10はドライバーがなくてもパソコンから認識するというので、PCオーディオ用のWindows7マシン(元はWindows vistaマシン)をWindows10にアップグレードすることにしました。やり方はもう一つの私のブログに書いてあります。
昨夜のうちに古いDell inspiron1545をWindows10にアップグレードしました。
上記のブログに書いてあるMicrosoftの公式サイトからWindows10をダウンロードして無料でアップグレードできます。
プロダクトキーがそのまま引き継がれるので、何のおかしな操作もしていません。
Windows7では認識しなかったD10ですが、Windows10にしたらすぐに認識しました。プリアンプにつなぐとスピーカーから音が出ました。
※ 最初に使ったUSBケーブルと思います。短時間で接触不良になりました。やむを得ず手持ちのプリンタ用のUSBケーブルを使用しました。
でも音は平面的で低音も高音もよく出ていますが、悪く言えばテレビの音楽のような音です。
S.M.S.Lの古いUSB DACより明らかに悪いです。でもこれは設定がまだのためです。
ただでさえWindowsのUSB DAC設定は分かりにくいのに、Windows10ではサウンドのプロパティーがどこにあるのかもわかりません。一つ一つつぶしていきます。
方法自体は今も昔も同じようです。
・Windows10のカーネルミキサー(オーディオエンジン)を回避する設定を行う
・実際にカーネルミキサーを回避するためにWASAPI(ワサピー)プログラムをインストールする
・foobar2000で、出力先をWASAPIにコントロールされたUSB DACに変更する
まずはここまでやってみました。
1.カーネルミキサーの回避
スタートボタン>設定>Windowsの設定>システム>サウンドからできます。
サウンド設定は「サウンドなし」にします。
D10のプロパティーでUSBオーディオ2.0になっていることを確認します。Windows10の標準で入っているUSB DACドライバーです。
サンプルレートとビットの深さはよくわからないので、表示されているままです。
その下にある「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に利用できるようにする」と「排他モードのアプリケーションを優先する」に忘れずにチェックを入れます。これはWASAPIを入れる前から設定できます。
2.WASAPIのインストール
WASAPIはfoobar2000のサイトからダウンロードできます。
中ほどの「Links」の下にある「Download」からできます。適当なフォルダを作って保存します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが行われます。
3.foobar2000で、出力先をWASAPIにコントロールされたUSB DACに変更する
WASAPIのインストール後にfoobar2000を見ると選択肢が増えていました。PlaybackのOutputを見たところです。次の二つが見えます。
WASAPI(event):スピーカー(D10)
WASAPI(push):スピーカー(D10)
通常はeventを使うというのでeventにしてみたらひどい雑音が出ましたので、あわててpushに切り替えるときれいな曲が流れ出ました。
この流れが正解なのかどうかはよくわかりません。試行錯誤の段階です。
ここまでで、Windows10のカーネルミキサーを回避して、しかもfoobar2000から出力されたデジタル信号以外は再生されない(排他的)ことになっているはずなのです。
DACのエージングのために、PCとUSB DACをつないだままジャズをリピート再生して、朝から夜までかけています。
アンプはオフにしてあるので音は出ません。これで数日かけっぱなしでエージングしようと思います。
次の週末は、エージング後の音がどう変わったかを確かめ、次にオペアンプをすでに手元に届いているOPA627AUに取り換えて試してみようと思います。
なお、オペアンプはMUZE02やLT1364CN8も評判が良さそうなので、いずれ試してみたいと思います。安定して聴けるようになったら、DSDの方も聴けるようにしてみたいと思います。
続きます。