スポンサーリンク



コーラル 10CX-50 No.2

コーラル 10CX50 コーラル

2008年8月1日(金)
先日、2時間ばかり音出しをしました。おどろいたのは能率の高さです。チェビオットでボリューム11時の音量が、10CX-50では10時の位置で出ます。91dB対94dBの差です。

音色はおとなしい音ではありませんでした。チェビオットやCDM1SEにも似た欧州系の音だと思います。

元気があり、全体に力強い上に中音域の押し出しが結構強く、うるさく感じるシーンがたびたびありました。

ユニット自体の低音はとても良く出ていますが、ボックスが標準箱の半分以下の40リットルしかありませんので、聴感上の低音は全然伸びません。

コーラル 10CX50

109リットルの標準バスレフ箱に入れれば、低音は30Hzあたりまで出て、音質もまた違ったものになる可能性はあります。セッティングにもかなりの工夫が必要でしょう。

10CX-50はチェビオットのHPD315と同年代のユニットですので、10CX-50が古くさい音というわけではありません。

以前、同じコーラルのCX-5というスピーカーを使用していたことがあり、堅めの音、高音域がやや耳に付く音というのは、程度の差こそあれコーラルの音そのものではないかと思います。

もちろん価格差もあります。古いから悪い音ということではありません。

アルテック601、604、605、パンケーキ、JBL LE8T、タンノイ モニターゴールド、モニターレッドなどを揚げるまでもなく、昔の本当によいユニットは今でもとても人気があります。

10CX-50を使うのなら109リットル標準箱に入れることが前提条件でしょう。

音のクオリティーという点では、チェビオットHPD315が数段優ります。

最終的には好みの問題ですので、このユニットを使用するのなら音が前に出てくるキャラクターを利用して、できるだけボリュームを上げないで聴くとバランスのとれた音になると思います。

背面は開放よりも、バスレフポート(ダクトなし)を開けた後面板を取り付けた方が低音が良く出ていました。

コーラル 10CX50

PS 2008/8/31

数時間聴いただけでこのユニットは人に譲りました。見た目の姿がとても気に入って、懐かしさもあって購入したのですが、中音域が耳について次第に飽きてしまいました。

Webではかなり評判が良かったのです。でも実際に聴いてみると残念ながら好みの音ではありませんでした。

8CX-50も音の傾向としては同じでしょう。おそらくFLATシリーズも・・・。このユニットを探している方へ、私としてはお薦めはしません。

PS. 2024/02

※FLAT8-Ⅱや8CX-50を入手して聴いてみると、素直で明るい音色にとても惹かれました。おそらく10CX-50はエンクロージャーがマッチしなかったのだと思います。

FLAT8シリーズや8CX-50などのシリーズは良いユニットです。訂正します。

 

タイトルとURLをコピーしました