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オルトフォン SPU-A えも言われぬ美しさ

オルトフォン SPU カートリッジ

2007年10月18日(木)
オルトフォンSPU。このような高価なものは本来、私B級にはそぐわないアイテムです。だからこそ、今まであえて遠ざけてきたのです。

でも内心はどんな音がするのか興味津々でした。お借りしたSPU-Aでジャズやボーカルをしばらく聴いてみました。

その音色は、優れたバイオリン奏者がかなでる美しい響きに通じる美しさを感じます。芯は細くありませんが、太すぎもせず、えもいわれぬ美しさとでも言うのでしょうか。

それに、これまで高域が歪みっぽかったレコードもちゃんと聞こえるものが多く、これはトレース能力が高いことに加えて、針圧が高いせいもあるのでしょう。

どんなプレーヤーにもマッチするわけではありません。やはり、LINN、THORENS、GARRARDなどの由緒正しいプレーヤーと組み合わせたいところです。

これは手に入れない訳にはいきますまい。来年の課題にしたいと思います。

現代では、ネットを駆使して程度の良い中古を見つけることはそれほど難しいことではないのです。

思えば3年前のペットボトルスピーカー製作から始まった私のオーディオ再訪は、禁断のSPUの世界へ入り込むのでしょうか。

オルトフォン SPU

オルトフォンSPU-A

オルトフォンSPU

SPU-A 諸元

発売開始年:1970年代以降
発売時の定価:不詳 最終期のモデルは34,000円
製造国:デンマーク
針:Aシェル丸針
発電方式:MC型
出力電圧:0.2mV
針圧:3~5g
内部インピーダンス:2Ω

※SPU-Aは2回以上の改良があり、年代の特定は難しいため上記は参考程度です。

 

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