2010年2月25日(木)
久しぶりに時間がとれたので、貸していただいているカートリッジを聞き比べてみました。
レコードはビル・エヴァンス。今日聴いたのはDENON DL-305です。針圧はたぶんこのくらいと、適当に1.4gに設定しました。
DL-305はピアノの音色がほんのわずかに甘く、適度なメリハリのあるDENONサウンドです。特筆できるのは音の滑らかさでしょう。
DL-103をずっと上品にした感じで、とても好ましいものです。ただ、残念なことにウッドベースの深々とした低音がもの足りません。
このカートリッジだけを聴いていれば問題ないかもしれませんが、次のサテンと聞き比べるとその差は歴然とします。
美しいパールカラーのボディー DL-305
先日、聴いた感じがとてもよかったサテンをもう一度聴きました。型番は不明です。
M14に似たアイボリー色で、正面にSATINとかかれています。型番は、M6-8Eではないかと思われます。
やはり好きな音です。ピアノの音色が甘くきれいに響きます。V15typeⅢのピアノは、やや電子音のように感じますが、こちらは普通に自然です。
低音がきちんと出るので消化不良になりませんし、高音は適度に乾いていて、解像度もあります。
個人的にはジャズにはV15よりもあっていると思います。とても好ましく、ぜひ手に入れたいカートリッジです。