2021年10月21日(木)
前回、ダウンサイジングを検討中と書きましたが、早々と頓挫しています。
レコードプレーヤーを仕舞って数日でレコードが聴きたくなり、また出してきました。
レコードって何なのでしょうね。飛び切り音質が優れているというわけでもないのに、聴きたくなってしまうって。
出してきたついでに、カートリッジを以前のオルトフォンMC-20 Mark2に替えてみました。画像は傾いているように見えますが水平はきちんと取れています。
針圧は1.5gから2.0gとのことで、1.7gに調整しました。
以前、DENON DL-103に替えたのはいつだったろうと思い記事をさかのぼってみると、2016年12月でした。もう5年も経っているなんて。。。
デアゴスティーニのジャズLPレコードコレクションを買い始めた頃でした。5年なんて早いものです。
オルトフォンMC-20 Mark2ですが、おとなしい音になっていました。トランスはインピーダンス3Ωの方に切り替えてあります。
本来の音は、タンノイやB&Wなどヨーロッパ系のスピーカーがそうであるように、ある種の華やかさが感じられる音だと思っています。
LP2枚を聴いていたところ、次第に調子が戻ってきました。
聴いたのはサリナ・ジョーンズの「I Want To Know About You」です。最後のセイリングが特に好きです。あの音はCDよりLPの方が好ましい。
プレーヤーはパイオニアPL-30Lですが、古くなっても現役で使える良いプレーヤーだと思います。このプレーヤーが動いているうちは残しておこうと思いました。
ヨメにとっては粗大ごみ同然でも、プレーヤー、カートリッジ2個、DENONのMCトランスも含めると、これだけで含み資産は数万円になるんですよね。
ついでにほかのダウンサイジングの状況をしるしておきましょう。
スピーカーは、NS-451が良いなと思っていたのは、アルニコだからです。でも調べてみると2ウェイなのでクロスオーバーが2kHzなのです。
ホーンツイータを使いたかったのに、フォステクスFT40Hの推奨クロスオーバーは5kHzで使えそうもありません。
そのため、PAX-20Hなどのようなホーンツイータのコアキシャルユニットを物色中です。これが入手は難しいですね。
チューナーは、現用品はTRIO KT-7700です。これが7連バリコンのアナログ時代の良いチューナーでして、L-02TというKENWOODの30万円もする高級チューナーと似た傾向の音がするんです。
デジタルでは聴けない音で、大きな音の影にある小さな音もきちんと聞こえるんですよね。邦楽を聴いてすぐに分かりました。
このチューナーを今作るとおそらく15万円では済まないでしょう。バリコン自体が製造されていないから作れないか。
中古市場では1万円以下にしかならないので、処分はなんとももったいない。ただ、大きすぎるのが難点です。
当分はダウンサイジングは進まないかも知れません。