2011年8月18日(木)
発注したデジタルアンプは8月10日に届きました。別売りの電源と合わせても4,500円程度のものです。
その後ほぼ毎日電源をONにしてエージングを行い、今日18日に2時間ばかり聴いてみました。
ソースは、まずレコードからベートーベンのワルトシュタインです。デジタルアンプSA-S1-BKは違和感なくスタートしました。
途中、300BのシングルアンプSV-501SEに切り替えてみても破綻がありません。ちょっとびっくりしました。
次にPCオーディオでビルエヴァンス、サリナジョーンズ、美空ひばりなどをじっくりと聴き込みました。
レコードよりクリアで情感のある音は、やはりPCオーディオならではです。余談ですが、レコードの役割は本当に終わったのだなと感慨深いものでした。
その音ですが、デジタルアンプSA-S1-BKは、300B管球アンプより音圧がやや低いのです。管球の9時とデジタルの10時30分が感覚的に同じ音圧に聞こえます。入力はやや大きめに必要なようです。
SA-S1-BKの音は柔らかめで、低音も高音も素直によく延びています。ボリュームを上げてもうるささは感じられません。
たぶん、これだけを聴いていれば違和感なく聴けると思います。たかだか3,000円あまりのアンプとは思えません。しかも発熱がほとんどなく、効率が良いアンプだというのもうなずけます。
そして、300B管球に切り替えてみると、管球は中音域の厚みがあり、音は柔らかくはなく、立体感がありとても説得力があることにあらためて気づかされます。
デジタルがソフトで柔らかいと言うことではなく、このアンプSA-S1-BK単体の特性でしょう。しかし、価格差を考えるとなかなかのものです。
中音域がしっかりと出るデジタルアンプではまた印象も違うものになると思います。
ただ、1台ずつ聴き比べるわけにもいかないのが悩みの種で、DACのようにオペアンプを取り替えてみる訳にもいかず、Webサイトでの評判しか頼るものがないのが心許ない状態です。
PS 8月30日(火)
3日前の27日のこと、SA-SK-BKをオンにしてPCオーディオを聴いていました。さらに音が滑らかになっていい音がしています。
でもチェロの低い音がすごく歪んでいる。リッピングが悪かったのか、それとも元々のCDの音源が悪かったのかと、PCからfoobar2000でCDをストリーミング再生してみても同じ。
小1時間ほども頭をかしげたあげく、もしやと思いスピーカーセレクターを見ると、タンノイではなくタイムドメインminiにつながっているのを見つけました。
タイムドメインminiにボリューム12時のパワーを入れていたのです。音も歪みます。タンノイに切り替えると歪みはなくいい音で再生しているので一安心。
しかし、タイムドメインminiは内蔵アンプをパスしてスピーカーコード直づけ改造してあるのですが、一時的にせよタンノイと違和感のない音を再生していたことにびっくりしました。
そして、SA-SK-BKもいい線行っているのですが、サンバレーSV-501SEにつなぎ直すと歴然とした差があることが分かります。
やはりLM3886でないとだめなのか。LM3886ならSV-501SEを処分してもよいという気にさせてくれるでしょうか。購入しようか思案中です。