2018年6月25日(月)
古い話題で恐縮ですが、昭和45年(1970年)に初めて自分で買ったステレオが分かりました。
このブログの「はじめに」に書いたトリオセパレートステレオのことです。
型番すら忘れていて、トリオセパレートステレオで検索しても今までは出てこなかったのです。
それが急に画像が出てきたのでびっくり。どこかのオークションに出た時の画像のようです。引用させていただきます。
まずは取扱説明書です。見た途端にこういう表紙だったと思い出しました。とても懐かしいです。これで型番がST-3500だと分かりました。
こちらは1969年のカタログです。ちゃんと載っていたんですね。定価89,800円となっています。
今と違い、定価売りが当たり前の時代です。ビクターのSEAが搭載されているステレオが16万円だったのを覚えていますから、この定価は当時としてもかなりお安い方です。
このステレオを私は、オーディオショップのセールで4万5千円で買いました。今は亡き母と一緒に行ったのを覚えています。1970年11月頃でした。
50%OFFだったんですね。地味だしあまり売れる機種ではなかったのかもしれません。
ともあれ、オンボロのアンサンブルステレオを直して使っていた私にとっては、本格的なステレオが手に入ったのは大きな喜びでした。
細かなスペックは忘れましたが、出力は17.5W×17.5W、プレーヤーはリムドライブのオートリターン付き。カートリッジはMMタイプ。アームはJ型のシンプルなもので、アンチスケーティングもなしでした。
総合アンプはFM・AMチューナー内蔵、BASS・TREBLEのトーンコントロール、ラウドネススイッチのあるトランジスタアンプでした。
スピーカーは20cmウーハーと5cmコーンツイータの2ウェイ。バスレフ用に丸い穴が開いていましたが、ダクトはなかったと思います。
レコードとFM放送を毎日聴きました。音は、おとなしく、前に出てくるタイプではありませんでした。
低音がはっきりしなかったのを覚えています。音階というか音程が全然聞き取れないボンボン言うだけの低音でした。次はオークションの画像のようですが、引用をお許しください。
アンプ部が当ブログの「はじめに」に出ている「セパレートステレオのレシーバーと似た外観のもの」の画像と似ているのがお分かりいただけますか。
左端がヘッドホン端子、その右がボリューム(2連ボリュームでバランスを兼ねていました)、その右がバス、トレブル、4つあるシーソースイッチは、左からラウドネス、ミューティング、TAPEとソースの切り替え、あと1つはパワースイッチ、そして右端がセレクターつまみ。
アンプの下は、オープンデッキが収納できるスペースでした。5インチリールのデッキが入ったのかどうかは不明です。
このステレオがオークションに出ていたとしても、残念ながら手に入れたいとは思いません。
今のB級レベルをもってしても音は良いとは言えないですから。でもカタログや取説はほしいです。懐かしくて書いてしまいました。