2011年9月7日(水)
Webサイトのあちらこちらで評判のよいLM3886パワーアンプ。価格は15,000円程度ですが、数十万円以上のアンプにも負けないという記事もあって発注し、楽しみに聴いてみました。
エージングはまだ2時間で、限りなくゼロですから、正確な評価ではないことを承知で書いています。
第一印象は、意外にもTA2020とさほど変わりません。低音も高音も延びてはいますが音の輪郭が曖昧な感じで、十分にエージングしたTA2020の方がまだ滑らかな感じがするほどでした。3,000円のアンプと変わらないとは。
サンバレーの真空管アンプSV-501SEにつなぎ替えると、音の抜けがよく、くっきりとして深みがあり、ピアノや女性ヴォーカルは潤いのある美しさで、やはり300Bの音は素晴らしいと感じられます。
しかし、TA2020でヴォーカルなどが前へ出てこなかったのと違い、LM3886は普通に前へ出てきますから、エージングが十分に進めばきっとまた違った印象になるでしょう。それを期待しています。
大きさ 幅184mm×奥行き301mm×高さ60mm 出力38W+38W(8Ω) 重量4.5kg
実は、ダウンサイジングの延長で、DENONのレコードプレーヤーDP-55M、サンバレー真空管アンプSV-6とたてつずけに機器を処分して軽量化を図っているところです。
300B真空管アンプもできることなら小型のアンプに替えたいのですが、あの音を上回る小型アンプがありません。
やはり今の質を落としたくないというのがあるので、ダウンサイジングは容易ではありません。