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番外編 ナショナル ワールドボーイ RF-858D 特殊なACコード 聴き比べ

ワールドボーイ RF-858D あらかると

2019年5月19日(日)
以前から持っているワールドボーイ RF-858は、単2乾電池3本のほか。AC100Vでも動作するのです。

ところがACコードが付属していなく、また特殊な形状のため代用できるものがなくて100Vでは使えないのでした。

今回、中古市場でACコード付きのRF-858Dを見つけ、ラジオ自体は858Dより858の方が好ましかったため、ACコード欲しさだけで入手したようなものです。

まずはRF-858Dです。回路はRF-858とほぼ同じとのことです。見た目のデザインが若干異なるほかは、基本ベースは変わりません。

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特徴的な4連スイッチも同じです。美品ですね。

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スライドスイッチも綺麗なものです。音量の変化もガリもなくスムーズでした。

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電池受けもピカピカです。ここが腐食しているラジオは、電池が液漏れして放置されていたものですから、部品取り以外には購入しないほうがいいです。

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問題のACコードです。先端が小さいのが分かります。

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外径で約11mmです。M16という表示が見えます。

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メガネの中心間は約5.5mmです。

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このように入ります。単2電池が入っていると、電池の給電が自動的に切れてACにつなぎ変わります。

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極上品と言えるRF-858Dでした。48年前のラジオがここまで綺麗に保管されていたなんて信じがたいです。画像にはありませんが、ワールドボーイ独特の軟質塩ビの黒いケースも付いていました。

RF-858D、RF-858、ソニーICF-1100の3台が並んで。すべて昭和46年ごろの商品ですから48年経過して、すべて動作品です。

当時のMade in Japanは素晴らしいですね。ICF-1100も、ソニースイッチと言われるようになる15年ほど前です。

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同じ858だから音も同じだろうと思っていたら、858Dの方が音がよく感じたのですが、何度も聞くとやはり858の方がいいかも。

中波、短波、FMともによく受信できます。アンテナもきれいに伸びています。

RF-858シリーズのACコードは、単体ではまず入手できません。単体で売られているACコードは、パナソニックのビデオデッキなどに使用したもので、大きさが遥かに大きくて858には入りません。

ACコードが売られていたら、メガネの中心間の距離を聞いてみましょう。約5.5mmです。ACコードが付属したRF-858Dが狙い目です。

 

PS

また聴き比べを作ってみました。あまり出来が良くないのですが、興味のある方はどうぞ。

ソースは、FMかほく(78.7MHz)で毎時25分に流れる気象情報のバックの曲です。858も良いし、ICF-1100が一番いいかも。

古いラジオだし、クオーツロックなんてない時代ですから、しばらく聞いていると同調が少しずれていくのが分かります。

AFCスイッチ(オートフリケンシーコントロール)を入れると比較的安定しますが、周波数のズレとともに雑音が入ります。

RF-858は高音もでて華やか(賑やか?)な音でした。RF-858Dはこれを意識的に少し修正したのか、おとなしい音です。

この時代のソニーは本当にいい音でした。その日の気分によって使う機種を替えるのも一興です。

 

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