2019年4月20日(土)
桜も終わり、枝垂れ桜が満開の時期です。このごろ、昭和のラジオでコミュニティーFM曲の放送を楽しんでいます。
ラジオはナショナルワールドボーイ RF-858とソニーThe11(イレブン)ICF-1100です。いずれも昭和46年頃に持っていたものですが、当時のものではなく10年以上前に入手したものです。
今さら役に立つとこでもありませんが、懐かしい方向けに中身をご覧に入れようと思います。
まずはワールドボーイ。裏蓋中央のビスを1本外し、両サイドのビスを2本緩めるだけで裏蓋が開きます。メンテンス性は抜群ですね。
ベーク基盤ですね。とてもコンパクトに組み込まれています。左が同調部、中央が中波・FM・SWの中間周波部、下が低周波増幅部ですね。
基盤のアップです。中央のIF部にICが見えます。ゲルマニウムトランジスタのようですね。
スピーカーは10cmほどのアルニコです。左下に見えるアルミブロックが電力増幅トランジスタの放熱板です。トランジスタの頂部が見えます。
このラジオはAC100V電源が使えるようになっています。ACアダプターが不要なのでとても便利なのです。
大きい方の金属カバーがおそらくトランスです。ACコードを差し込むとバッテリーの電源が物理的に切れるようになっています。黒いバッテリーケースの上にシリコンダイオードが見えています。
次はソニーICF-1100です。こちらも背面カバーのそれらしい4本のビスを外せば簡単に開きます。メンテナンス性は抜群です。
こちらもベーク基盤ですが一部が両面基板となっています。ごちゃごちゃしていますね。ワールドボーイのような整然とした感じはしません。
中央の黒い四角のスポンジの下にアルニコスピーカーがあります。
基盤のアップです。バリコンはやや大型のものを使っています。右端中央に出力トランスが見え、そのすぐ上には放熱板と出力トランジスタが見えます。
出力トランスのカバーに見える黒い板が放熱板です。
基板部のさらにアップです。シリコントランジスタが多数見えますね。ごちゃごちゃ感が満載です。
バリコンにつながる糸が見えますので載せておきましょう。
ナショナルはそつなくまとめた感じの中身。ソニーはあれもこれも詰め込んだような整然としない中身。
感度はどちらも良好です。ロッドアンテナでFM局が十分に受信できます。音は、ナショナルは賑やかな音、ソニーは落ち着いた音という感じ。
長く聞くならソニーの音が疲れません。昔のフォスターのアルニコのような感じの音です。長く使い続けたいと思います。
いつも聞くコミュニティー局なんですが、実はネットラジオで聞くことが出来ます。Jpradio(https://jpradio.jp/fm-kahoku/)です。
ほぼ電波と同じですが、数秒遅れる感じです。Webサイトを開くだけで聞けるのでPC作業しながら聞いています。全国のコミュニティー局が聞けます。