2008年2月14日(木)
タンノイのある小部屋で音楽を聴くのは週に1回か2回です。立春が過ぎてからというもの猛烈に寒くなり、今日は音楽を聴ける日なのに室温は9℃しかありません。
普段は使わない部屋なのでエアコンが入っていないのです。アンプは30分前からONにしてあります。
夏場は300Bが放出する熱で汗だくになるのに冬場はちっとも暖まりません。コートとマフラーをしていても連続1時間が限界で、階下の暖かいリビングで一服が必要です。
それにしても真空管は飽きませんね。カートリッジからスピーカーまでの間に、わずか7本の真空管があるだけ。
半導体に比べるときわめてシンプルな回路構成です。国内メーカーが真空管を製造しなくなって30年ばかり経ちます。
それがなぜ今も流通しているのかというと、ロックバンドが使用するギターアンプが半導体に変わったとき、ロッカーたちがどうしてもその音に納得がいかず、元の真空管アンプに戻すと「ああこの音だ!」ということになり、以後ギターアンプの分野で真空管が復活を遂げたのは有名な話しです。
その管はおそらく6CA7(EL34)だと思います。
おかげで海外で真空管の製造が続けられ、真空管の音の良さが一般にも知られることになって、真空管が見直されるきっかけとなったのはとても喜ばしいことです。
最もアナログから離れた世界にいると思われたロッカーによって真空管が復活したというのはとても興味深いことで真実味を覚えます。
だからこそ、音楽に携わる耳の肥えた方々がオリジナルの真空管アンプを注文するんでしょうね。
その反面、昔のウエスタン、ムラード、テレフンケンはもとより、松下、東芝などの真空管がヴィンテージ管としてプレミアが付き、アンプ、プレーヤー、カートリッジなどあらゆる「古き良きもの」の価格がはね上がってしまったことは、遅まきながら真空管に目覚めたB級にとってはとても残念なことです。