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ダイヤトーン P-610FB(No.3)試聴記録

P-610FB ダイヤトーン

2024年9月18日(水)

P-610FBを聴いてみました。懐かしいダイヤトーンの音です。P-610DBとの違いは老朽化した耳には感じられませんでした。

聴感上は70Hz~20kHzまでほぼフラットに出ていて滑らかな音です。50Hz前後の重低音もきれいに再現します。

J-POP、ジャズ、歌謡曲、K-POPと何でも聴いてみました。

P-610FB試聴

ジャシンタ(ムーンリバー)
アカペラで始まるジャシンタの声がとても綺麗。ハスキーな声がとても魅力。エッジの効いたピアノの音色がとても良い。

ウンサン(イエスタデイ)
ハスキー気味のしっとりした声がとても美しい。

ビル・エヴァンス・トリオ(マイプリンスウィルカム)
バランスの取れた音とはこういう音をいうのだろう。不足感はまったくない。ベースもきちんと鳴っている。

ビル・エヴァンス・トリオ(ワルツ・フォー・デビイ)
何度も何度も聴き込んだ曲です。ポール・モチアンのスネアドラムの音がいいですね。

アート・ペッパー(ブルース・イン)
ゆっくりと音階を刻むベースをバックに、トランペットの音色がとてもいいですね。

サリナ・ジョーンズ(セイリング)
ベルの音もきれいになっている。ベースも十分に出ている。20cmのほうが響くような低音が出るが、これはこれで不足感はない。

ブライアン・ブロンバーグ(WOOD)
1曲目から驚くようなエネルギッシュな低音が出てくる。P-610DBと同じ。ロクハンでこれはすごい。20cm以上のウーハーに相当するだろう。重低音でもコーン紙が動いていないので楽に出ているのだろう。

鈴木聖美(タクシー)
ヴォーカルが響くがうるさいまでは行かない。

ちあきなおみ(四つのお願い)
ボーカルやトランペットがややうるさく感じる時がある。

手嶌葵(明日への手紙)
ヴォーカルが美しい

TAEYEON(テヨン)11:11
爽やかなK-POP。少女時代テヨンのソロ曲で、これはいい曲ですね。

aespa(エスパ)Life’s Too Short
aespa初めての英語曲。歯切れ良いヴォーカルが魅力。

いずれの曲も小音量でもベースの低音が出ているのがわかります。DBとFBの違いは私にはわかりませんでした。

本来のしっとりとした、タンノイやB&Wにも似た中音域はとてもきれいです。20kHzまで伸びているユニットのせいか、ハスキーな声がとても映えます。

やはり特筆は50Hz前後の重低音が、ロクハンとしては圧倒的な迫力で出てくることだと思います。

見た目のチープな外観からはとても想像ができません。どんなジャンルでもこなします。

今でも多くのファンが居るのがわかる銘品ユニットですね。

ついボリュームを上げたくなりますが、最大入力が7Wですので、やや注意が必要です。

私の老朽化耳では、お気に入りのちあきなおみのヴォーカルでうるさく感じる曲があったのは残念。ここはDBと同じ感想でした。

 

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