スポンサーリンク



※当ブログにはスポンサーリンク広告を含んでいます。

パイオニア F-777 PLLシンセサイザーチューナー

パイオニア F-777 シンセサイザーチューナー チューナー

2024年8月10日(土)

パリオリンピックを見ながら記事を書いています。

チューナーのダウンサイジングとして、トリオ KT-7700を処分してPLLシンセサイザーチューナーに替えようかと思っていました。

FMはたまに聴きます。KT-7700で聴くFMのソースは、PCミュージックに迫るほどの高音質で聴くことができます。

トリオKT-7700

チューナーのことはトリオ(KENWOOD)L-02T、KT-7700、KT-8300といったバリコンチューナーしか知らないので、シンセチューナーは何を選べばいいのか全然わかりませんでした。

そこで、パイオニアのスピーカーの音は好みだったので、パイオニアの中級機と思われるF-777を選んでみました。

F-777は、1992年(平成4年)に発売された定価55,000円の機種で、かろうじて中級と呼べそうな機種です。現状品を中古で約2,000円で購入しました。

FM電波はCATVから取るのでFMアンテナは不要です。壁のTV端子から同軸ケーブルを繋ぐだけでFM放送が受信できます。

すごく期待していたF-777です。うまく受信できればレビューを書くつもりでしたが、なんと受信不能な不良品でした。

F-777

ディスプレイはつきますし周波数表示も良好です。ところが音が出ません。信号レベルは「Lo」になっているので、うまく受信していないようです。

古いシンセチューナーにはよくあることのようです。バリコンチューナーではめったにない現象ですね。

ネットで探してみると、F-777はクォードラチュア検波方式を採用していて、この方式は他の方式に比べて特に経年変化が大きいらしいです。

IFの同調を調整すると直るとのことで、一応試してみました。

裏蓋を外すには両サイドの飾りパネルを外すと、ビス5本で止まっています。次は内部の基板です。

大きな1枚基板ですね。保守性は悪そうです。

F-777基板

バリキャップ(可変容量ダイオード)は触りません。IFTは中央に見える2連のものだけです。ネット情報では下側のコアを回して同調点を調整できるようです。

これで受信できれば直るのですが、どちらの方向に回しても受信できませんでした。

IFT調整

念の為、TP201とTP202の間は、電圧で100mV(0.1V)以下が適正とのことで計ってみると1.42Vも出ていました。1420mVです。

IFT電圧

測定器もなくテスターしかないため、これ以上どうにもなりませんでした。

残念です。

他にも評判の良い KENWOOD KT-1100D にも魅力を感じましたが、古いシンセチューナーの調整済み動作品は高価ですので、そこまでチューナーに出費するのははばかられます。

KENWOOD L-03T、L-02T、L-07Ⅱなども評判はいいですが、これらはバリコンチューナーで、KT-7700の延長線上ですから、わざわざ取り替える必要性も感じません。

F-777が動作していれば楽しめたでしょうね。

チューナーはここまでにします。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました