2016年6月5日(土)
昨夜、サンバレープリアンプSV-3の真空管がマイクロフォニック現象と判明し、真空管を取り換えました。
今日、LPを聴いてみると、アンプをコツコツしてもスピーカーから音が出ることはありませんでした。そのうえ驚いたことに、ザザザーと出ていた耳障りなノイズまでピタリと止まりました。これにはびっくり!
ノイズが出るのはボリュームに違いないと、プリやパワーのボリュームを左右によく回していたのに、原因は球だったのですね。
今は、ボリュームを回してもノイズは全く出ません。ノイズはSV-501SEのころからあったので、もう数年前から真空管が傷んでいたのですね。
さて、今日はジュリーロンドンのLPを聴きました。ジュリーロンドンは、1926年9月26日米カリフォルニア州サンタローザ生まれ。2000年10月18日に74歳で逝去しています。
このレコードは1958年に録音され、1984年にリバティーレコードから再発売されたようです。モノラル盤です。
スピーカーの中央にジュリーの声がふわっと浮かび上がります。低めのハスキーボイスが何とも言えないいい雰囲気を醸し出し、うっとりしてしまいます。
ハスキーの空気感を感じられるのは、ホーンツイータの威力かもしれません。もうコーンには戻せません。
オリジナルに戻した真空管6DJ8は、さっぱりした音です。飾り気のない音で、これはこれでいいかもしれません。
ジュリーは、ロサンゼルスに移住した15歳で、その美貌を評価され芸能界にスカウト。21歳で役者のジャック・ウェッブと結婚し二人の娘を出産したが、27歳で離婚。
1950年代になって歌手に転向。ジャズピアニストのトゥループの指導で本格的なジャズシンガーとしてスタート。33歳でトゥループと結婚。1964年5月28日には来日も果たしているとか。
やはり魅力は美貌とともにそのハスキーボイスだそうです。アルバムは30枚も出ているらしいですが、私が所有しているのは「メイク・ラヴ・トゥー・ミー」1枚だけです。
ソニーロリンズとジョンコルトレーンのことはさらに次にします。