2024年6月9日(日)
オーラトーン5Cは、70年代から80年代にかけて、世界中で音楽制作のモニタースピーカーとして使われたようです。
その目的としては『ミックスした曲がAMのカーラジオやテレビなどから、どのように聴こえるのかを正確に再現したり、ボーカル帯域の正しいミックスバランスを知ったりすること』だったようですね。
その意味ではとても優れたモニタースピーカーだと思います。
1978年に「ビッグベン」という愛称をつけられたヤマハNS-10Mが出ました。
やがてはこのNS-10Mにモニタースピーカーの地位を取って代わられたとのこと。
オーラトーン5Cは、キューブ型の外観がとてもかわいらしく魅力のあるスピーカーです。
小さいのでどこにでも置けますし、BGMとして1日中音楽をかけていても邪魔になりません。
私はCDラジオの内部をちょっと改造し、ヘッドホン端子からスピーカー出力が出るようにしてオーラトーン5Cを駆動しています。内蔵スピーカーよりははるかに良い音で楽しめます。
ただ、音楽性という意味では、ロクハンや口径20cmのフルレンジのほうがはるかに優ります。
オーラトーンの立ち位置としてはそのような感じではないでしょうか。
PS 2024/06/29
CDラジオの出力端子である3Pミニプラグを受ける基台を作ってオーラトーンを鳴らしたところ、明瞭度が上がり、オーディオとして聴けるようになりました。
ソースはAmazon Music UnlimitedですからCD音質以上のソースを使用しています。
音質的にはロクハンにも及びませんが、音楽を楽しむには十分です。処分になるかもと思っていたオーラトーンですが、楽しみ方を見つけました。
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