2024年6月3日(月)
あっという間に6月です。5月はちょっと体調がすぐれなかったため、新しいことは何もできませんでした。
オーラトーン5Cは、Amazon Musicの再生用として、CDラジオのアンプ経由でBGMとしてほぼ毎日聴いていました。
当然ですがCDラジオのスピーカーよりは遥かにいい音で楽しむことができます。
さて、このオーラトーン5Cのエッジですが、小口径なのでこんなものかと思っていたのですが、触ってみるとやはりかなり硬い感じがします。
新品時のエッジがどの程度の柔らかさなのかは分かりませんが、エッジの硬さは低音の再生に直結しますので軟化剤を塗ってみました。
軟化剤は、2012年にヤフオクで購入したものの残りです。小さな容器ですがまだ半分残っています。
筆で塗ると油性なのが分かります。匂いは全く無いのでブレーキフルードではないと思います。
塗るのはエッジの山頂部から外側です。内側は注意して塗らないと、コーン紙との接着部につくと剥がれるおそれがあります。
筆はゴシック筆のような、先が平らになっているものが塗りやすいと思います。
塗って1時間後、ブライアン・ブロンバーグのWOOD2を聴いてみると、小音量ながらもベースの音階が分かるほどには締まった低音が出ています。
塗って24時間後がエッジが一番柔らかくなるらしいので、明日また聴いてみたいと思います。
複数回のエッジ軟化処理が必要と思います。過大な期待は禁物です。
2024/06/04(火)
昨日軟化剤を塗ったエッジがほぼ乾いていました。
もう片方も同様です。
エッジを軽く触ってみると、昨日は凹まなかったのに、今日は少し凹みます。軟化剤が効いているようです。
そこで、今日も軟化剤を重ね塗りしました。
24時間でほぼ乾くので、小音量で音出ししながらなじませようと思います。その結果はまた追記しますのでお楽しみに。
2024/06/06(木)
2回の軟化剤処理でエッジが指で軽く押せば凹むほど柔らかくなりました。
早速、ブライアン・ブロンバーグのWOODをかけてみると、ベースがきちんと再生されました。
もちろん部屋に響くような重低音ではありませんが、キューブ型のスピーカーとしては申し分なく出ていると思います。
コーン紙は目で見て動いていないのでベースは余裕で鳴っているように思います。
今回はCDラジオではなく、プリ(SV-3)とパワー(LM3886)を通してオーディオとして聴いています。
キューブ型のエンクロージャーで、しかも密閉箱で、このような低音が出るのに驚きました。
ただし、ブライアン・ブロンバーグのWOOD以外では、ベースの音はスピーカーに近づかないとほとんど聞こえてきません。
結論として、エッジ軟化処理はオーラトーン5Cでも有効です。
ピアノも甘い音色できれいに再生されています。
ただ、曲によっては低音が出るようになった反面、ヴォーカルがなんとなく物足りなく思えるのは何なのでしょう。
ヴォーカルはまあまあ前に出て来ますが、息づかいなどの細かな表現を求めるのには無理があるのかもしれません。
BGM的には十分過ぎますし、小型コンポシステムの延長線と考えたほうがいいのかもしれませんね。
でも聴いていて楽しいスピーカーであることに変わりはありません。これはこれで聴けるスピーカーだと思います。
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