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サイモンとガーファンクル 「BOOKENDS」CD

BOOKEND サイモンとガーファンクル

2020年5月16日(土)
サイモンとガーファンクルが制作したのはたった5枚のLPでした。

このうち「パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム(1966年)」と「明日に架ける橋(1970年)」の2枚はLPで持っているので、残りはCDで集めています。

今回は「ブックエンド(1968年)」を入手しました。CDなので当時ものではなく再発売版ですが、音源はオリジナルを使っているようです。

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このアルバムは、組曲(いくつかの曲を組み合わせて一つの曲としたもの)風に作り上げたようです。

1曲目のブックエンドのテーマ(インストゥルメンタル)から、7曲目のブックエンドのテーマまでを組曲風に仕上げることを意識したようです。8曲目以降のことは後に書きます。

「ブックエンドのテーマ」はよく知っている曲でした。シングルカットされたものは聞き覚えがあるものですね。

2曲目と4曲目は知らない曲。5曲目は曲ではなく、アートガーファンクルが老人施設で録音した老人の会話を集めたものです。

3曲目「アメリカ」、6曲目「オールドフレンズ」はよく知っている曲で、きれいなストリングスの6曲目からエンドレスで滑らかに7曲目の有名な「ブックエンドのテーマ」につながっています。

全体に孤独感は感じられず、過ぎ去った過去を懐かしむような感覚が見受けられます。

組曲としては7曲目で終わっているのですが、8曲目以降はシングルカットされたヒット曲ばかりを適当に集めた感じがあります。

これはどういう構成なのかと話題になったようです。解説でも、8曲目以降の意味が分からない、ブックエンドという組曲構成としてはまとまりがなく失敗などと書かれています。

私はこんな情景が浮かびました。

本棚のブックエンドの間には関連の書物(1曲目から7曲目)がきれいに収まっている。その横の空いたスペースには、読んだ本または置き場所に困った本(8曲目から12曲目)が乱雑に脈絡なく積み重ねられている感じ。

こんな現実空間を表現したかったのかどうかは分からないけれど、浮かんだイメージはそのまま受け入れておこうと思いました。

ちなみに8曲目以降は次のようになっています。

8曲目「フェイキン・イット(1967年)」聞き覚えなし

9曲目「パンキーのジレンマ」多分国内では未発売シングル。ベースが響いてきてびっくり

10曲目「ミセスロビンソン(1968年)」サウンドトラック。きれいな曲だが歌詞は冷ややかでびっくり。

11曲目「冬の散歩道(1967年)」よく知っている曲。ロック調。

12曲目「動物園にて(1967年)」聞き覚えのない曲

輸入盤でなく国内版なので、歌詞の和訳がついています。優しい音色と歌詞のギャップにおどろくことがあります。外国の曲は日本語訳を見ないとイメージと一致しないことが多々ありますね。歌詞は大事ですね。

今回もfoobar2000でストリーミング再生しています。CDの注意書きに「音が歪んでいる箇所がありますがオリジナル音源のままです」という表記があり、歪んでいると思うのは自分だけではないんだと安心しました。

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