2015年11月22日(日)
ポール・サイモン
1941年10月13日生(74歳)ニュージャージー州ニューアーク出身
クイーンズカレッジ卒
アート・ガーファンクル
1941年11月5日生(74歳)ニューヨーク市クイーンズ区出身
コロンビア大学卒
最近といっても数か月前、サイモンとガーファンクルの特集があって、タイトルも忘れてしまったのですがBSだったように思います。
それをDVDに撮ったものをこのごろよく聞いています。1965年9月に大ヒットとなるサウンドオブサイレンスをリリース。
1970年からは、解散こそしていないがそれぞれがソロ活動を行うこととなりました。出したアルバムはわずか5枚。
独特のサウンドは、今聞いても美しく懐かしいです。
ビートルズにしてもサイモンとガーファンクルにしても、10代前半のころリアルタイムで見て聞いていましたから、45年もたったのだとは思えないです。
耳は正直です。サウンドをすべて覚えているものですね。
古いレコードです。CBSソニー2枚組ベストアルバム。
Youtubeで2003年と2009年の1日だけの再結成をみることができます。
ガーファンクルの声はかなりハスキーになりましたが、高音もよく出ていてまだ現役のアーティストです。
二人の音楽性や嗜好がかなり違うものだったことを最近知りました。
感覚的なことになるのをお許しいただきたいのですが、ガーファンクルは、美しいサウンド、美しい詩をこよなく愛しているように思えます。その後のソロの曲を聞いてもそう思います。
サイモンは、素晴らしい音楽性のベースはノリのいいハードロック。それにレゲエが入りジャズのように、その時々の感性で音程をずらし、タイミングをずらして歌うのがそのスタイルのように思います。
素人目にも、方向性が全く違う二人が別々の道を歩み出したのは自然なことでしょう。
でも、二人は、二人の時代や曲をとても大切にしているのはよく分かります。
そうでなければ、これまでにも、1981年に11年ぶりにサイモンとガーファンクルを再結成し、セントラル・パークで53万人を集めたフリーコンサートや、2003年から2004年まで再結成し、世界ツアーを行っていたり、1982年、1993年、2009年はサイモンとガーファンクルとして日本公演を行ったりしないでしょう。
一時は絶縁状態にあったとも言われますし、サイモンがギター1本で作詞作曲した「明日にかける橋」は、ピアノで始まるアレンジがなされ、歌はほとんどガーファンクルのソロで今なお残る名曲ですが、「あれは僕が作った曲なのに」とよくこぼしていたそうで、二人のというよりは、サイモンの方が確執があったのではないかと思います。
さて、こんなことを思いながらYoutubeで再結成の動画を見ると、また格別な感慨が広がります。10代の前半に聞いたサイモンとガーファンクルの曲は、心の奥深くにまで浸み込んでいるようです。
Youtube
2009年再結成の様子
>>https://www.youtube.com/watch?v=CKZFdkCUksg
2003年再結成の様子
>>https://www.youtube.com/watch?v=tUuUr6iS3ao
サイモンがソロで歌う明日にかける橋2001年
>>https://www.youtube.com/watch?v=uNM9PDB5jo0
追記します。
発売された5枚のアルバムというのは次のとおりです。
国内発売分はすべてCBSソニーから出ています。
① Wednesday Morning. 3AM
「水曜の朝、午前3時」(ソニー 9854)
② Sounds Of Silence
「サウンドオブサイレンス」(ソニー 9855)
③ Parsley,Sage,Rosemary And Rhyme
「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」(ソニー 9856)
④ Bookends
「ブックエンド」(ソニー 9857)
⑤ Bridge Over Troubled Water
「明日にかける橋」(ソニー 9858)
ちなみに、1970年ごろのレーベルはこちらです。
この赤いレーベルは1978年以降とのことです。
1970年以前のレーベルはオレンジ一色のものです。