10月30日(日)
あっという間の1カ月。10月は早いですね。晴れの日曜日、外は気温11度で冬の寒さです。
デアゴスティーニのジャズLPレコード・コレクション、第2号と3号が1週間ほど前に届いていました。2冊分が一度に届くんですね。
2号のLPはジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」です。
孤高の天才プレーヤーとか言われ、アドリブ演奏を得意としています。パートはテナーサックスです。
コルトレーンのLPはすでにマイ・フェイバリット・シングスとかライブ・アット・バートランドを持っていて、長いアドリブは見事ですが、あまり好きではなかったんです。
でもこの2号のブルー・トレインでは、長すぎるアドリブはなく、コルトレーンらしい音楽を楽しめました。
ちゃんとブルーノートレーベルになっているのにおどろきました。
が、しかし、レコードがプレーヤーのスピンドルに入りません。
押してみましたが入らず、取れなくなりそうなので引き抜きました。
小穴にプラスティックの「バリ」がはみ出ていました。鋏の刃の部分を小穴に入れて左右に回すとバリが取れました。こんなレコードは初めてです。
第3号です。ビリー・ホリデーの「レディー・イン・サティン」。
このレコードを録音したのは1958年2月19日~21日。1959年7月17日にビリー・ホリデーは44歳で急逝しました。
最晩年の力作です。ハスキーで気怠い、でも魂が込められた凄みを感じさせます。
こちらもちゃんとコロンビアレーベルです。
トランペットやトロンボーンがとても滑らかで美しい音色でした。こんな優しい金管の音色は聴いたことがありません。
ドラッグに体をむしばまれて録音スタジオに表れたビリーは生気がなく、でも黒いドレスにポニーテールにしたヘアスタイルは、とても美しかったそうです。
この盤はビリー・ホリデーの最高傑作と言われます。若いころの可憐なビリーも聴いてみたいものです。
PS
ウーハーに今年何回目かのエッジ軟化剤塗布をしました。季節ごとに塗布するのがよさそうです。筆塗りなので、軟化剤の残量はたっぷりあります。
PS レコードの傷 2016年11月5日(土)
実は、レディー・イン・サティンのB面の3曲目、59秒あたりに「プチッ」という大きめのノイズが4回鳴るのを最初から気付いていましたが、今日も鳴ったので目視でレコード盤を見ると肉眼でもわかる傷がありました。
中央の白い線がそうです。
デアゴスティーニのレコード盤は、シリーズ3枚で2枚に不具合ありです。2号はレコードの中心の穴にバリがあってレコードプレーヤーに乗らなかったもの。3号は上記の傷です。不良品レベルです。問い合わせてみましょう。
レコードはとてもデリケートなものなので、CDやDVDと同様な製造過程のチェック方法では明らかに不足なんですね。
レコードプレーヤーのスピンドルに刺さらないレコードは、いまだかつて初めて見ました。
3枚中2枚は高確率です。しばらく定期購読を続けて不良品はこの2枚だけなのか確かめてみたいと思います。まあ、音に関していえば全く問題ない高レベルの盤だと思います。
PS レコードの交換 2016年11月7日(月)
傷が入ったレコードの交換をお客様サポートに問い合わせました。とても快く交換に応じてもらいました。
ジャケットや冊子はそのままで、レコード盤だけ送ってもらえるそうです。傷が入ったレコードはこちらで処分すればいいとのことでした。
3号からは正規の2,980円ですから、交換してもらえてよかったです。ちなみにお客様サポートは、1分30円の電話料金がかかります。スマホのカケホーダイでもかかるんでしょうか。