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DENON DCD-1515AL CDプレーヤー ピックアップの交換 No.1

DCD-1515AL CDプレーヤー

2010年1月12日(火)
CDプレーヤーは2008年10月に中古で購入したDENON DCD-1515ALで、1994年製です。

最初からCDをうまく認識しないことがあったのですが、CDエクササイザーでごまかしてきました。

そのCDエクササイザーすら読み込まなくなってしまい、音質が気に入っていたので重い腰を上げることにしました。

レーザーピックアップの点検と交換です。本体のケースは購入してはじめて開けました。

当時66,000円の機械の中身はこんなものなのでしょうか。ずいぶんあっさりとしています。電源トランスも小さく、1枚基盤です。

レーザーピックアップを取り外す方法を写したサイトがほとんどなかったので、詳しく書き記します。

DCD-1515AL

一番上にCDを押さえる円盤がついた樹脂製のクランパーカバーがあります。四隅にそれらしいビスで止まっていますので簡単に取り外せます。

DCD-1515AL

 

次はCDを乗せるトレーがあるので、OPENボタンでトレーを開けて動かしてしまいます。

DCD-1515AL

ようやくレーザーピックアップが見えました。ここまでは簡単です。

DCD-1515AL

ここからが問題です。レーザーピックアップの取り外し方は機器それぞれに違うようで、他のサイトの記事はあまり役に立ちませんでした。

DCD-1515AL

レーザーピックアップはSONY製のKSS-240Aで、様々なメーカーや機種に使われている一般的なものです。

メーカーに依頼すれば部品代で1万円以上しますが、ネットでは新品が3,000円程度で入手可能です。

半固定VRが3個ついています。中央がフォーカス、右がレーザー出力、左がEFバランスです。ちなみにレーザー出力は、右に回せば強くなります。

私は測定器がないので、手探りの調整はあきらめました。

そういえばうちにある古いONKYOのミニコンポCR-185にも同じものが使われています。普及機クラスのピックアップなのでしょう。

KSS-240A

少々考えましたが、はずすビスが見あたりません。

一番それらしいのが、ピックアップがスライドする心棒を留めているビスです。二つ前の画像上部の中央にあるプラスのビスです。

とにかくこれをはずしてみることにしました。ビスはゆるむだけではずれないようになっていました。

でもこれで心棒をはずすことができ、ラック&ピニオンギヤのかみ合いがはずれれば、ピックアップは軽く左右にスライドします。

DCD-1515AL

心棒ごとピックアップを取り外した状況です。まだフラットケーブルがつながっています。

このように心棒とともにピックアップユニットがはずれるので、違う機種の場合はどのビスをゆるめればはずれるかを考えればいいでしょう。心棒は引き抜いてしまいます。

DCD-1515AL

フラットケーブルは、コネクターの両側の小さな突起を少々引き上げればスポッと抜けます。コネクタは基盤上に残り、コードだけが抜けるので壊れたのかとびっくりします。

DCD-1515AL

レーザーピックアップユニットです。製造後16年経過しているので寿命なのでしょう。16年もてば決して寿命が短いということはありません。レンズはとてもきれいな状態でした。

DCD-1515AL

裏側にレーザー本体が横向きに見えます。中央の金色をしたコンデンサマイクのような形状のものがそれです。心棒をスライドする軸受けが見えます。とても精度の高い軸受けです。

DCD-1515AL

今回はここまでです。まず、ピックアップがうまくはずせるかどうかを確かめてから新しいピックアップを買うつもりだったからです。

CDプレーヤーは中古でも5,000円以上しますから、ピックアップを3,000円程度で購入して交換し、うまく動作してくれれば儲けものです。

ただ交換するだけで作動してくれるものなのかは未知数です。調整が必要ならピックアップが無駄になるので考えなければなりません。

ピックアップは、個人向け通販ショップCD partsmanで見つけました。価格は2,400円+送料となっていましたので思い切って発注しました。

 

 

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