2009年8月27日(木)
先月から中古市場で探していた「カラベリときらめくストリングス」の「空と海と太陽」、「マントヴァーニーオーケストラ」の「ベルサリエリマーチ」の入ったソースを入手できました。
紛れもなく30数年前の昔に聴いたあの曲でした。懐かしさで何度も聴き直しました。
「空と海と太陽」はLPレコードで、意外に短い曲でした。おそらく3分足らずでしょう。後半に、オーボエかファゴットが太い音色で美しい旋律を奏でるときの空気感はとてもすばらしいものでした。
もう一つの「ベルサリエリマーチ」の方はCDでしたが、さらにインパクトのあるものでした。
記憶にある旋律が飛び出してきます。これも3分弱の短い曲で、記憶にあるのはそのうちの前半わずか40秒足らずのものでした。
あとの2分は記憶にないので違和感を覚えましたが、NHK-FMの「朝のリズム」という番組のテーマ音楽だったため、この曲の出だしの40秒だけを使用したのでしょう。そのあとにアナウンサーのナレーションが入ったような気がします。
目で見た記憶よりも耳で聞いた記憶の方がはっきりとしているのはなぜなんでしょう。細かな旋律の一つ一つが隅々まではっきりと蘇ります。
30年以上前のレコードを聴くようになったときにそう思いました。不思議なものです。
「30数年来の探し物 2題 その1」はこちらから
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