2019年6月1日(土)
番外編が続きますがご容赦を。
ソニーのラジオ ICF-1100(THE 11)の純正ACアダプターを入手しました。
型番:AC-110
定格出力:DC4.5V 300mA
中心がマイナス、周囲がプラス極性で、多くのACアダプターとは逆なので注意が必要です。
コードはさすがに経年劣化が見られますが、本体は変形もなく綺麗なものです。当時ものなのでトランス方式と思われます。
まずは無負荷時の電圧を測っておきます。5.2V出ています。これで負荷(ラジオ)をつけて中間程度のボリュームにするとちょうど4.5V前後になるのでしょう。
電池の場合は単2が3本ですから、無負荷で4.5V、放電終止電圧が1本0.9Vですから、3本で2.7V。乾電池の場合の動作電圧は4.5V~2.7V前後となります。
なので、純正以外のACアダプターの場合は、規格が4.5Vであっても、入手しやすい500mA出力だと電圧が6V以上出て高くなりすぎますから使用できません。無理に使用するとラジオの寿命を縮めます。
コネクター部は取り替えてあるということだったので見てみました。きれいにハンダ付けされていたので問題ないようです。
セットして鳴らしてみました。ACアダプターを使うと、小出力の地元FMコミュニティー局がアンテナを上げなくてもきれいに入りました。
最近の電池は容量を増やすために金属ケースをギリギリまで薄くしてあるそうで、液漏れが早いと思います。
液漏れすると電池受けを腐食させてしまいますから、ACアダプターの方が安心感があります。