2016年4月23日(土)
ダイヤトーンDS-32Bの思いがけない音の良さは、今でもうれしい誤算だったと思います。
もっと自然な低音を楽しむため、25cmウーハーの裏側からエッジ軟化剤を塗布して硬化したダンプ剤をスプーンで刮げ取ってやろうと思いました。それで今日決行したのですが。。。
25cmウーハーは六角ボルトで止まっているだけ。これはレンチを使って簡単に外れました。
ところがスピーカーユニットはびくともしません。しっかりとバッフルに張り付いています。
ネットで調べると、ダイヤトーンはスピーカーをバッフルに強力に圧着してあるらしいです。
カギ状の金具をボルト穴に入れて、ユニット本体を引き離そうとしても完全に固着しています。
それならと、スコーカーを外してスコーカーの穴から手を入れてウーハーを押してやろうと思い、スコーカーを外して吸音材を避けてみると、きちんと囲まれて専用室になっています。
万事休す。意気揚々とウーハーのダンプ材を刮げ取ろうと思っていたのに、あえなく敗退しました。ついでにスコーカーを写真に撮りました。
非常に頑丈なアルミ筐体でできています。裏側にはダンピングテープが貼られていました。このスコーカーの取り外しにも少々力が必要でした。
型番はPM-1041 Made in Japanです。
スコーカーを元通り収め、エッジはV型なのでダンプ剤は表面に塗ってあるはずと、表面からエッジ軟化剤をたっぷりと流しました。濡れているのが分かりますでしょうか。
ウーハーの方は裏側にダンプ剤が塗られているので、やむなく表面からエッジ軟化剤を塗りました。
塗るときはスピーカーを寝かせてユニットは上を向くようにして塗った方がいいです。
私は面倒なので立てたまま塗ったら、油性の軟化剤が垂れてしまいました。ウーハーの軟化剤は少しはじいていますね。
軟化剤の作用は一時的なものなので、4カ月程度でまた塗り直さなくてはいけません。
ダイヤトーンの布製のエッジ(クロスエッジ)は空気がエッジから抜けるので、エッジの裏側に粘性の高い液状のものを塗って気密性を高めるようにしてあります。
ダンプ剤と言っていますが、振動を吸収するダンプ剤とは違い空気が抜けないようにするものです。
これは4年前の購入当時の画像です。いまはピンク色がうすいベージュ色に変色していました。寿命のようです。
効果ですが、エッジ軟化処理をした後は低音の出方が明らかに違います。
深々とした低音が、軽々と出る感じでとてもいいです。気分的には古いダンプ剤を完全に取り去って、硬化しない液体ゴムを塗りたいところです。
ただし、ウーハーユニットの取り外しは簡単ではなく、あえてメーカーで密着させてあるらしいので、何度も取り外すのは避けた方がいいらしいです。
年に数回エッジ軟化剤を塗るだけなので、お手軽簡便法で良しとしましょう。
P.S.
こちらの方のブログに、ウーハーが外れないときは木片でたたくという方法を見つけました。次に作業意欲が高まったときに試してみます。
>http://lifestyle.trend-ai.com/?p=12113
4月24日(日)
木片でたたいてウーハーの取り外しを試みました。
ちょっと力を入れて周囲をたたいてみましたが、外れませんでした。2周ほどたたいて止めました。無理をしてユニットを壊したら元も子もないですから。
昨日から24時間経過したので、エッジ軟化剤をもう1回塗りました。まだエッジに固いところがあり、そこを重点的に塗りました。
スコーカーもさらにもう1回ていねいに塗りました。
ついでにツイータのエッジも塗ってやりました。これは効果は不明ですが。。
今日はユニットを外す前提でいたので、スピーカーを寝かせていました。
結果、ユニットは外れませんでしたが、エッジはこの方がずっと塗りやすかったです。
塗り終わったらすぐにスピーカーを作動させるとエッジによく染みこむそうなので、クラシックとジャズを3時間ほどかけていました。
バスレフダクトから低音が出ていてダクトをドライブできているようです。