2007年1月25日(木)
第1印象は、CDM1SE(B&W)の音色にとても良く似ていると思いました。同じ英国製だからでしょうか。タンノイの音色は独特のものと思いこんでいたので、かなり意外な気がしました。
Cheviotの低音はさすがに30cmウーハーの威力とでもいうのでしょう、自然に湧き上がるように量感たっぷり出てきます。
ボーカルや弦の音色はつややかで、300Bのシングルアンプでも石のアンプでも同じように魅力的です。
CDM1SEは、モニターらしく細やかでかつ躍動的な音がどんどん前に出てくるのが魅力でもあり、反面それが聴き疲れにつながるものでもありました。
Cheviotは30年前の機種だし、むしろ8年前の製品であるCDM1SEの方がタンノイの音色を研究して、さらにモニター的な音に仕上げたのでしょうか。
CDM1SEほどの細やかさはありませんが、それがやや穏やかな音色に感じられました。
ソースはすべてCDで、パールマンのパガニーニバイオリン協奏曲第1番、サリナジョーンズのLet It Be、ビルエバンスのワルツフォーデビー、そして映画TITANICのテーマです。
アナログレコードをかけると、もっと輪郭がはっきりしてまた違ったものになるでしょう。
まだ2時間だけの試聴ですので、これがすべてではありません。エッジも布&ゴムに取り替えてあるとのことでエージングが必要かも知れません。もっと聴き込んでタンノイの魅力に踏み込んでみたいものです。