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真空管のフラッシング現象

フラッシング現象 LUXKIT

2007年11月2日(金)
プリアンプLUXKIT A505を使っていて、たまたま天板を取り外してスイッチを入れたとき、8本ある真空管の2本か3本のヒーターが一瞬明るく輝いてびっくりしたことがあります。

天板を閉めていればずっと気付くこともなかったのに。ヒーターの電圧がおかしいのか、はたまた真空管の寿命なのか、ずっと気になっていました。

それが、2007年11月1日付の「キット屋・店主のひとりごと」というブログページで氷解しました。(そのページはもうありませんでした。)

簡潔に言うと『冷えた状態で内部抵抗の低いヒータに一瞬突入的に電流が流れヒータがコンマ何秒か明るく光るもので、直ぐにヒータの温度が上昇しヒータの内部抵抗も上がって電流値が適正化するという現象。』なのだそうです。

『ヒータの内部抵抗のばらつきから起こる現象であるが、割合としてはMT管の多くに普通に見られる現象で、何の心配もない。』とのこと。

経験のある方はお分かりでしょうが、ヒーターがかなり明るく輝くのでドキッとします。

これは、フラッシング現象といって、真空管が冷えている状態のときに電源を入れたときにだけ起こり、真空管が暖まっているときには起こらないそうです。

真空管の時代に育ったにもかかわらず、このようなことは知りませんでした。精神衛生上、とても安心しました。

フラッシング現象

うまくスイッチONのタイミングで撮れました。

3本だけが一瞬明るく光っています。

 

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