2017年1月22日(日)
昨日はトランプ大統領が就任しました。
私の5畳のリスニングルームは気温8度の厳寒です。暖房はありません。何か昔の子供のころの冬のような凛とした感じが懐かしい気がします。
レコードが届いて1週間以上になるので、我慢できず聴いてみました。バックはパイオニアPL-30L。
第8号はハービー・ハンコックの「Maiden Voyage」です。1965年録音。ブルーノートレコード。
1曲目から一聴して分かる従来のジャズとは違う旋律です。これがクールジャズというのでしょうか。
もっと後の時代になりますがチックコリアのリターントゥフォーエバーにも通じるような雰囲気です。
でも、スマートな旋律に、従来のモダンジャズのトランペットが乗っている感じで、ちょうど時代の変わり目なのかと感じます。
第9号はクリフォード・ブラウン&マックス・ローチの「Study in Brown」です。1956年2月13日録音。マーキュリーレコード。
時代的にはモダンジャズですが、1曲目の「チェロキー」は非常にテンポの速いトランペットとピアノが即興的な感じがします。
2、3曲目はスイングっぽい感じがします。4曲目の「ランズエンド」がモダンジャズらしくなじみやすい感じがします。
クリフォードブラウンは、1955年6月26日に、リッチーパウエルとその妻の3人で車に乗っているときに自動車事故にあい、3人とも亡くなっています。
クリフォードブラウンは25歳、リッチーパウエルは24歳で、活動はわずか2年間でした。
コンビを組んでいたマックスローチは、その後もドラマーとして活動し、2007年に83歳で天寿を全うしています。
この時代のジャズマンは若くして亡くなっている方が多いです。スコットラファロは1961年7月6日に25歳で交通事故死していますし、マイルスデイビスは1991年に65歳で病死、ビルエヴァンスは1980年に51歳で亡くなっています。
ジャズ史のことはまだまだ整理できていませんが、マイルスデイビス、ビルエヴァンスらが活躍していた1950年代後半から1960年代前半のモダンジャズが一番お気に入りです。
今回のレコードに景品がついてきました。マイクロファイバークロスとなっています。
使い方が書かれていませんが、ネット情報では、水につけて硬くしぼった後、レコード面を拭くと汚れがきれいに取れるとなっています。
私は、脱脂したガーゼを水に濡らして硬くしぼったものを使っていました。
マイクロファイバーは、力を入れるとレコードの表面を削ることになりますから、乾いたクロスでは絶対にレコードを拭かないこと、そして濡らしたクロスでも力を入れないことが大事です。