2007年2月18日(日)
このところ古いCDの購入にあわせて、気に入ったLPレコードを少しずつ集めています。ショップで聴いたLPレコードの音がとても生々しく感じたからです。
画像はサリナ・ジョーンズですが、CDは1985年ごろ、LPは1982年ごろのものです。
オーディオ界ほど、多くの人が古きをたずねて新しきに絶望する世界はないかも知れません。
20年も30年も前のアンプやレコードやスピーカーが今に通用する(場合によっては、今のものより良い)というのですから。
この間のCDを始めとするオーディオ界の進歩?は何だったのでしょう。
昔は良かったなどと言うつもりはありませんが、「モノ」があふれている時代に、欲しくても手に入らないものが多すぎます。
レコード1枚、真空管1本が身近には手に入らないのですから。
タンノイをじっくりと聴きながら、今年前半に、良い真空管プリアンプ(ラックスマン、マランツ、マッキンなど)とレコードプレーヤーを入手する予定です。
あれこれと買いあさるよりは、良いものを一つと思っています。
それでも300Bパワーアンプがしっくりこなかったら、そのときはEL34(6CA7)かKT-88プッシュプルに替えてもいいかなと思います。
自分としては真空管にこだわるつもりはないのですが、市販の手頃な価格の商品はマランツかDENONが中心で、選択肢もわずかです。
トランジスタにしても真空管にしても、魅力的な商品はネットで古い物をさがすのが現実的です。古いアンプのトランジスタが壊れたら、代替品はこの世には無いと思って間違いありません。
でも真空管なら中国製やロシア製の新品が購入できるのです。中古市場での真空管の人気はこんな所にもあるのかも知れません。