2008年9月8日(月)
ユニットが時々うるさく感じられることがあると書きましたが、友人から後面開放のままでなく吸音材を詰めて裏板も取り付けてみるようにとの指摘をもらいました。
付属の吸音材はチクチクとするために片づけてしまっていたので、捨てる予定だったGパンや普段着の服を吸音材代わりに箱の四隅が隠れるように入れてみました。
一関の喫茶ベイシーの初代JBLも、ボックスの中に布団を入れていたというからこれで良しとしましょう。
早速聴いてみると、嘘のようにうるささがなくなっています。10CX-50のときは何をしても変わらなかったのに・・・。Gパンや普段着の吸音材は、不思議と非常に良い効果が出ています。
イソフォンは、もともと音が良く前に出てくるユニットで、加えてうるささが消えたのでとても聴きやすい音になりました。
ジュリー・ロンドンのハスキーな声がきれいに聞こえます。ビル・エヴァンストリオ「サンデイ・アット・ザ・バンガード」も違和感がありません。ここまで変わるとは思いませんでした。
まあ、真剣に聴けば色々とアラはあります。コーンツイータは時々紙臭さを感じますし、低音は出るには出ていますが、ベースの弦を指ではじく音、弦の低音そしてそのあとに広がるさらに低い余韻などは判別できません。
でもそれらを差し引いても、この外観からは予想できないほどの音が出てきます。このユニットの魅力は音が鮮明なこと、音がよく前に出てくること、中音域のきれいなことでしょう。
ツイータなしでも十分に聴けます。聴くときは音量を上げすぎないことがポイントです。ツイータをホーン系かドーム系に替えるとまた感じが変わっておもしろいでしょう。
横置きにしてみたら圧迫感が減りました。
ツイータは少し外側に向けた方がバランスよく感じました。