2008年9月1日(月)
この3LZ箱には重宝します。内側にサブバッフルが取り付けてあるので、ロクハンから約30cmまでのユニットが取り付けられます。ツイータの穴は開いていないので箱の上に載せてあります。
ツイータはコンデンサ1個でつないでいます。
スピーカーのまわりの白っぽく見えるのが内側のサブバッフルです。
Isophonの音はくっきりとして細やかさがあり、音が良く前に出てきます。能率はかなり高そうです。
後面開放ですが低音感も良く感じ取れます。弦の音はとてもきれいです。
反面、ジャズは大人しくなってしまいます。でも予想以上に健闘しています。
ただ、ヴォーカルでは少しばかりうるささを感じることがありました。ツイータをはずしても同じです。
音が前に出てくるタイプではしかたないのかも知れません。
今はイソフォンの相場はかなり高くなっています。60年代の製品でしょうか。
当時のツイータの価格は1個1,260円程度。これから推測すると25cmフルレンジは3,000円~5,000円だったのでしょう。
昔の高級なアンサンブルステレオに付いていたようなユニットで、現代のHiFiとは異なりますが、音質は悪くなく新鮮ささえ覚えます。
PS 9月2日(火)
約2時間、ヴォーカル、クラシック、ジャズとあれこれ聴いてみました。一番良く合うのはクラシックで、それも弦とピアノでしょう。
チェビオットよりもよい響きと思えるくらいきれいです。ただ低音があまり出ていないのでピアノの低音は物足りなく感じます。
ヴォーカルはややうるさく感じられます。ジャズもなんだかしっくりときません。
リファレンスとなるのが300Bとチェビオットなので、どうしてもそれとの比較になってしまいますが、繊細なシングルアンプと合うでしょう。300Bではやや大味になってしまいます。
中央のビスの頭と赤・白に着色されたボイスコイルの接続部が特徴です。背面はほとんど密閉状態 特徴のあるマグネット形状