2007年1月28日(日)
チェビオットのユニットは、HPD-315Aという30cm同軸2wayが使われています。
マグネットはアルニコ。エッジはウレタンから布エッジに交換されています。
ツイータは底の方に逆ドーム状についていて、ホーンの開口部がウーハーのカーブに滑らかにつながります。
ネットワークは、低音をコンデンサーでカットするだけのような簡易なものではなく、本格的なものが内蔵され、中高音域のレベルを3段階に減衰するROLL-OFF、高音域をプラス2段階・マイナス2段階に調整できるENERGYにより、きめ細かく調整できるようになっています。
弦の響きがとてもきれいで、聴き込むに連れ、やはりCDM1SEより数段魅力的です。
タンノイは落ち着いた枯れたイメージがあったので、きれいな明るい音色にとても驚きました。
狭い部屋なのでフルオーケストラでは無理があり、小編成の管弦楽で音量をあまり上げずに聴くのが良いようです。
300Bの真空管アンプより、古いトランジスタアンプで鳴らした時の方が細かなニュアンスが良く聞こえました。
このあたりはCDM1SEとは逆で、独特のきれいな音色を持つタンノイには、ナチュラルなトランジスタアンプの方が映えるのかも知れません。音色には好みがありますからあくまでも私見ですが。