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PAX-A20で聴く 伊勢正三は素晴らしい

伊勢正三 風(kaze)

2023年1月22日(日)
先週から穏やかな日が続いています。在宅の仕事をしながら聴いているのが懐かしい「風(kaze)」のアルバムです。

古いアルバムやいくつかのベスト・アルバムを聴いていて、今日は良いライブ盤に出会いました。

「伊勢正三 LIVE BEST 風が聴こえる」です。ソースはAmazon Music HDです。

伊勢正三

伊勢正三と大久保一久が組んだ風(kaze)は1979年に活動停止していますが、2007年に一夜限りで復活したことがあります。

それをきっかけに再結成しようとしていた矢先に大久保くんが倒れ、長い闘病生活の末に惜しくも2021年9月に亡くなりました。まぼろしで終わった再結成でした。

私は彼らより少し若い世代ですが、1975年から1978年にかけては今は亡き友人とともにLPレコードをよく聴きましたし、コンサートにも行ったことがあります。風、伊勢正三、大久保一久は青春そのものです。

伊勢正三氏が高音が出なくなって久しいですが、この頃は少し出るようになってきたような気がします。

このアルバムは2017年にリリースされています。アコースティックギターのぶつけるような力強い弦の音がすごい。

それにもまして、伊勢正三の声がよく出るようになっているのに感激しました。ファルセットも素敵です。昔の歌声とは違いますが、今の声も長い年月を感じさせて素晴らしいです。

PAX-A20は、アコースティックギターを生々しく再現し、優しくなった伊勢正三の声もきれいに聴かせてくれます。

海岸通、通り雨、アフタノーン通り25、君と歩いた青春、星空、冬空、海風、男は明日はくためだけの靴を磨く、小さな手、ささやかなこの人生などなど、全34曲が収録され懐かしい曲がいっぱいです。

1977年ごろのライブも19曲収録されていて、昔の歌声を楽しむこともできます。

風のファンはとっくに知っているかもしれませんが、まだご存知ない方はぜひ聴いてみてください。

若いころは大久保くんのファンだったので、亡くなったことが本当に残念です。

 

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